石の上にも三年。そして・・

協力隊としての3年がもうすぐ終わりです。

 

このごろ特に感じることは、「やっと、この島で知り合ってきたひとと、少しずつご縁を結べるようになってきたなあ」ということです。

 

協力隊としてのぼくの役割は「オリーブ」ですが、オリーブ以外の側面からでも、どんどんと素敵なご縁をいただき、そのご縁が「カタチ」になることが本当に増えてきました。

 

そしてまた、「協力隊」という肩書があってもなくても、「峰尾」として、仕事や遊びをご一緒させていただける機会も増えてきました。

 

 

「協力隊」という役割をいただいて飛び込んだ江田島市での生活。「市役所の嘱託職員」という、ある意味で、地域のどこに出ても通じる手形を手に、どんどんと人と出逢っていきました。

 

この3年間における最も大きな財産のひとつが、人とのご縁、繋がりだと思います。

 

 

とはいえ、そうした「ご縁」や「つながり」が、実を結んできたのはつい最近のことでもあります。オリーブ以外の側面では尚更。

 

たとえば、移住当初から知り合っていた方と、3年目にしてようやく一緒に何かをしたり、お仕事で関わらせていただいたり。そうしたことが、どんどんと続いています。

 

「ウンセカ」のトークショーをお手伝いした畠藤さんとも、この機会でようやくじっくり関われたり、移住当初から知っている方とふたりっきりでご飯をしたり。

 

 

そういう意味では、3年は本当にあっという間ですね。特にぼくの場合、地理も風土も、右も左もわからない島に来て、3年前には知り合いが本当に皆無でした。

 

ですので、「知る」ことだけでもかなりの時間を要しました。自分は何も知らないから、まずは知る。聞く。教えていただく。

 

焦らず、そこからやってきました。それしかやりようがなかったですね 笑

 

 

今となっては、それが良かったと思っています。

 

他市町の協力隊も会する集まりなどで、「『何かを変えよう』と意気込んできた人ほど壁に当たり、続かなかったりする」と聞いたことがあります。理想とのギャップが大きかったり、都会のモノサシを移住地にすぐ持ち込もうとしたり。結構、多いようですね。

 

ぼくらは、そういう意味では鈍感というか、「郷に入っては郷に従え」や「石の上にも三年」という感覚を大事にしてきました。

 

まずは自分が「知る」ことから。

 

島の「コト」の進め方が、東京や都市の「それ」と違うのは当たり前。まずはここのやり方に「習う」そして「慣れる」、それを大事にしてきました。

 

 

石の上にも三年。昔のひとは、本当によく言ったものですね。それをいま、実感しています。すごいなあ。勉強になります。

 

3年。ぼくが島の人を知るように、島の皆さんにも少しずつ「峰尾」を知ってもらえるようにもなってきたのかなあ。なんて。嬉しいことですね。

 

ぼくという「ひと」を知っていただけたら、あとは、「情熱」で「コト」を動かしていく。一緒に汗をかいたり、応援したり、応援していただいたり。

 

3年でいただいたご縁と人脈。それが、わたしの財産です。もう少ししたら、また新しいスタートです。

 

 

<「つながる」や「絆」もいいけどさ、だいじなのは「つながったその先」「つながって何をするか」「どう続けていけるか」でしょ。>

 

横浜の仲間が言ってた言葉です。

 

 

この3年でいただいてきたご縁を、これからどのように結んでいけるか。どのように人と愉しんでいけるか。ぼく自身、大きな挑戦でもあり、楽しみでもあります。

 

よっしゃよっしゃ。ますます面白くなっていきますね♪ どんどん良くなっていく。間違いない(^^)v

『役割』 − つくる、いただく、授かる

  

昨日の中国新聞に載せていただきました。

一足先に協力隊を卒業した石津くんも含めて、1期生の4人。江田島市における初めての協力隊として、前例が無いなかでともに汗をかいてきた仲間たちです。

 

「3年後、どうするの?」

何度も何度も訊かれてきました。

 

「地域の皆さんに必要と思ってもらえるような存在になりたい。そうなれば、自ずと地域に残れるはず」 ぼくはそう思ってきました。

 

あと少し。あと1ヶ月あまりで、協力隊が終わります。

自分がここに住み続けられるのは、ご縁があった皆さまのおかげでもあります。市役所のみなさん、地域のみなさん、本当にありがとうございます。

 

思えば本当にあっという間。

あっという間に3つ歳を重ねていました 笑

 

これからも、自分の「役割」をまっとうする。

与えてもらえるものや、自分で築いていくもの。

まずはまた1年1年、一歩ずつ。引き続き、皆様にお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。お世話になります!

晴天、耕うん

 

オリーブ振興室の皆は小豆島へ。ぼくはひとりお留守番。いいなあ、オリーブサミット。盛り上がってるんだろうなあ。

 

オリーブに取り組んでいる全国の自治体のなかから、江田島市は「事例発表自治体」に選ばれています。サミットで事例発表するのは4自治体だけ。全国の、4つのうちのひとつ。すごいですよね。誇らしいです。

 

というわけで、留守番のぼくはのんびり耕耘。今日はいい天気で、ぽかぽかでした♪

 

 

ご縁は宝

  

今日は宴会。

「恵み多き宝の島応援交流隊」の打ち上げ。「第2回 柿高フェスタ」のお疲れさま会でした。

 

市民有志が集い、島に唯一ある高校と連携して、高校生やPTAさんと一緒に、高校を会場にイベントを興す。昨年度に続き、今年度で2回目でした。

 

もちろん全員がボランティアで活動しています。でも、ぼくもそうですし、きっとみんなが、関われていることに「喜び」や「やりがい」を感じているのだと思います。だからこそ、続けられる。それぞれ忙しい皆さんが、自分の「出来る範囲」で協力する。というか、皆で目標を立ててそれに向かっていくとか、こうしてひとつの「イベント」をやるのが、好きなんですよね、きっと。ここにいるひとたちは。

 

島のこういうところが、本当に好きです。「ポジティブなおせっかい」というか、島民ひとりひとりが「地域おこし」精神を持っているというか。

 

そんな皆さんの輪に入れてもらえて、とても楽しいです。本当の意味での、草の根からの「地域おこし」や「地域連携」とはなにかを、皆さんに教えてもらっています。

 

ぼくは、「地域おこし協力隊」としてはオリーブの担当です。仕事=オリーブを通じて出逢ってきた方も島にたくさんいますが、「恵み多き宝の島応援交流隊」のように、仕事外で、オリーブ以外の時間で出逢ってきた島の皆さんとのご縁も、本当に宝物です。仕事外のこうした活動は、ときにバランスが難しい瞬間もありましたが、やってきて良かったなあと心から思っています。

 

音楽とかスポーツとか、そうした「好きなこと」や「趣味」を共通項にした集まりやグループは、神奈川時代にも属していたことがありますが、これはそれとは少し違うんですよね。20代から70代かな? 幅広い世代が「島のため」に集っている。そうして、時間や経験をともに積み重ねる。

 

メンバーの入れ替わりも多少ありますが、2年間やってきたこともあり、信頼関係や心地いい空気、言いたいことを言い合えるムードがここにはあるなあ、と感じました。積み重ねる、続いていくって、いいですね◎ 今日も盛り上がりましたね。どっちを向いても皆の笑顔。いい時間です。

 

そしてそして。生徒数の少なさから廃校の危機が迫っていた大柿高校。来年度の生徒数、明るい結果が出そう、とのことです。いやあ、嬉しいですね。すべての行いが無駄じゃない。本当にそう思いました。ありがとうございます◎

 

暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう。それを行動で見せてくれる仲間がいること。最高です。アツいです、江田島市♪

 

 

◆恵み多き宝の島応援交流隊

https://www.facebook.com/kakikoufesta/

あれから。Tさん、そしてFさんのお話

以前に書いた記事のつづきのようなものです。

http://etajima-mineo.jugem.jp/?eid=149

 

 

リタイア後に島に移住されたTさんというご夫婦がいました。ぼくの畑の上の道をいつも散歩していて、話すたびに、移住者の新米であるぼくをやさしく見守ってくれました。Tさん達は、移住してしばらくのち、ご主人がご病気になり、時間をかけて考えた結果、終の住処と思っていた家を手放し、島を離れる決断をし、娘さんのいる広島市内へ出られました。

 

その家に新しく住んだのがFさん。

 

 

犬を散歩するFさんとも、畑をやっている際に出合い、ぽつりぽつり、じわじわと、よく話すようになりました。そして先日、Fさんの家に遊びに行きました。もとは、Tさん達が暮らしていたおうちです。

 

Fさんが拵えてくれた鍋をいただきながら、あっという間に5時間。ふと見た襖に、「酉年」と書かれた鶏の絵がありました。

 

思い出したのはTさん(奥様)の言葉。

「酉年。忙しなく動き回るけど、お金は貯まらないのよね 笑。峰尾さんもきっとそうね 笑。ふふふ」 あの、やさしい笑顔とともに。

 

Tさん(ご主人)、Fさん、そしてぼく、3人ともが見事に酉年です。そのことを、かつてTさん達と笑って話した部屋でFさんと気づき、なんだか可笑しく思いました。主人が変わっても、守ってくれるように佇んでいる襖の絵。なんとも、ご縁、ですね。

 

 

ひとは、生きる。継いだり継がなかったり、移ったり、決めたり、建てて、作って、直して、思い出を積み上げて、離れたり迷ったり、忘れたり諦めたり、笑って、笑おうとして、生きる。

 

 

きっと、どこにでもあるような、ご縁のお話だと思います。けれど、田舎では、ときにそれがとてもくっきりとしていて、些細なことにも「よろこび」を感じ、噛み締めたくなります。日常のなかで「モノ」「コト」が多すぎない田舎だからこそ、感じやすいのかもしれませんね。

 

そういえば実家の母も、いつだってご近所さんや親戚の話を喋っています。そういうことかもなあ。そういうことだなあ。それぞれに、良い時間が積み重なっていきますように。念。