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「人生、苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」 - 歩きながら考える

小さいときから母が折につけ言っていたことです。
 
大人になって、すごいなあと思うのは、「苦あれば楽あり」というのは、確かに、友人や、小さいひと、誰かに伝えたいことなんですよね。「つらいことがあっても、きっとそのぶん、楽しいことがあるよ」って。
 
でも母は、「楽あれば苦あり」も言っていました。それはたぶん、「良いときがあるぶん、つらいときも来るかもしれないよ」ってことだろうし、「良いことばかりは続かないから、調子に乗りすぎないように」ってこととか、「良いときこそ感謝を忘れずに」とか、そういうことだったんだろうなと思うのです。
 
つくづく、いい言葉だなあと思います。
人生、苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。
 
そんなわけで、みかんの甘さと苦さをジャムにとじこめました 笑

 

そして花が終わったら - オリーブ栽培とあれこれの話

今日も快晴。畑作業がとても暑いです。だんだんと陽射しが凶暴になってきています。咳をしても暑い・・・笑 少しずつ体も慣れていきますかね。今日は午前だけ畑。耕うん、草刈り、草抜き、整枝と支柱の修正を。

 

花が終わった樹のなかには、早くも実を結んでいるものもあります。小さな小さな実の赤ちゃん。ピントがなかなか合いませんなあ 笑

 

 

これが秋まで少しずつ少しずつ大きくなって、皆さんが知ってるオリーブの実となります。

 

咲いた花のすべてがこうして着果するわけではありません。うまく受粉して、やっとこうして実になります。花が終わって、その跡がスカスカになっているものも多いです。着果率も、品種によって違うようです。花が咲いては喜んで、こうして小さな実を見つけては目尻を下げる。このまま、このまま。と心のなかでくり返し、順調に大きくなってくれるのを願うばかりです。

 

太陽と、風と、土と、(たぶん虫、)が育ててくれるオリーブの花や樹。「自然」を感じる瞬間こそ、こうした生き方の醍醐味かもしれませんね。そのなかで、ぼくら人間が出来ることはなんだろう。

 

なんて。ロマンチックなことを考えるときもあります。

花の咲く時期を考える - オリーブ栽培とあれこれの話

 

オリーブの花の開花時期です。あたりまえのことながら、オリーブの花は1年に1度だけの開花。栽培をしている人にとっては、嬉しくも待ち遠しい季節です。

 

樹齢を重ねてもなかなか花をつけない樹があったり、表年裏年の影響で花の数が変化したり、実もそうですが、花の数というのも毎年変わっていきます。栽培者は、ついた花の数で凡その収穫量を予想してみたり、予想などしなくとも「花めっちゃ多いやん」と嬉しい気持ちになったり、「少な・・・」と悲しい気持ちになったり。そんな、感情入り交じるのが花の季節です。

 

オリーブの花。

通常、開花はおよそ1週間と言われます。通説では受粉は「風」をたよりとします。通説では花に匂いが「ない」と言われていますので、通説では虫たちが花に集まりにくく、通説では「虫を媒介とした受粉が(あまり)ない」とされています。

 

ただね。これはあくまで自分的な感覚ですが、花がたくさん咲いている樹に近づくと、甘い香りがします。するような気がします。専門家のひとに訊いたところ、「それは錯覚です」と窘められたことがありますが、うーん。どうなんだろう。

 

また、畑にいると、オリーブの樹のなかを蜂たちがぶんぶん飛んでいるのがわかります。特にクマンバチあたりはせっせと蜜を集め、お尻が黄色くなっている姿を見かけます。

 

まあ、これらはあくまで自分が見たこと、自分的な感覚ですが。すべては錯覚かもしれません 笑

 

そして、花が咲いたら受粉です。通説では「オリーブは異なる品種の花で受粉(着果)します」と言われています。開花時期はおよそ1週間。しかも、品種によって開花時期はちょこっとずつずれています。

 

・・・ということは、「花が咲く時期」がぴたりと合うことが大事じゃん! と思いあたり、今年は品種ごとの開花チェックをしています。

 

 

市の展示圃と、市民の園地、そして2本の古木、6品種計20本を基準木として定め、開花状況をチェックしています。毎日。地道に。

 

そんなぼくが確認した今年の「開花一番」は5月17日。品種は「レチン」でした。こうして毎日花を見ていると、園地の場所によっても開花時期がずれていることがわかります。島の北側と南側、山側と海側。一概には言えませんが、園地の場所や地形などの条件が、開花時期にも影響しているんですね。同じ園地のなかだって違います。隣り合う樹だって違います。ま、そんなことあたりまえか。

 

ちなみに、ぼくの畑で一番最後に咲いたのがこちら。コラチナという品種でした。ちなみに鉢植えです。

 

 

色んな畑を見て回って、花の数としては、昨年より少し少なめかなあ、と感じていたりします。錯覚だったらいいのですが。

測ること、計ること、図ること - オリーブ栽培とあれこれの話

 

 「You can’t manage what you don’t measure
  測れないものは管理できない」
 
以前勤めていたファシリティマネジメント業で、親分が教えてくれたことのひとつ。つまり、「管理するなら測りなさい、数値化して見なさい」と。
 
直感も大切。直感ですべて見抜けるようになればそれが最高。そうなるために、あるいは、それを裏づけたり、確かめたり、支える意味でも計測や数値化は大事。
 

 

1ヶ月前に植えつけに行った小学校の苗木が、案の定で生育不良。葉っぱが茶色に。水はけの悪さが気になってはいましたが、やはり・・というかんじで。オリーブは素直。植える場所の条件が悪ければ、ええがに(良い具合に)育ってはくれません。

 

水はけを考慮して少し高めに植えたものの、こうなってはやはり水を逃がす工夫が必要だ、と思って溝を掘る。一度植えてしまったら最後、樹の植え位置を高くはできないので、他を下げる。低くする。ということで溝づくり。

 

園地の傾斜や水の流れが掴みきれないので、とりあえずぐるっと一周。植えている場所の広さ(狭さ)から、この距離しか取れなかった。溝の深さは、これの2倍くらいにしたいけど今日はここまで。ここに水が逃げてくれればいいが。さて、どうなりますか。

 

失敗して、試して、学んで、確かめて。人生はいつもトライアンドエラー。日々勉強。

 

つづくストーリー 「父と子のアラスカ〜星野道夫 生命(いのち)の旅〜」を見て - 歩きながら考える

引き続き、ただの日記です。
 

 
何度も何度も読んだ星野道夫さんの本。
 
星野道夫さんが亡くなったとき、1歳8ヶ月だった息子・翔馬さんが、初めてアラスカを訪ねるというNHK-BSの番組。
 
若き星野さんが手紙を送ったその宛先であり、家に滞在させてくれた当時の村長、シシュマレフのクリフォード・ウェイオワナさん。星野さんに神話を聞かせたボブ・サム、星野さんを撮影現場まで連れて行ったブッシュパイロットのドン・ロス。そして、星野さんの奥さんである直子さん。
 
星野さんの本を通して、ぼくも出逢っていたひとたちの、あれから20数年後の、「今」の姿。
 
「おー、ミチオの息子かあ!」と顔をくしゃくしゃにして翔馬さんを迎えるひとたちの姿を見る時間は、なんだか勝手に、親戚の息子さんを見るかのような感覚がありました。泣けたなあ。おおきくなったし、アラスカの皆さんの、年月を感じさせる老いた姿とやわらかな笑顔。まるで、『北の国から』で小さかった純が大人になり、怖かった五郎さんが小さくなっていく様を見ているかのような。
 
番組をみていて、星野さんの著作から感じ取っていたことが、胸のうちで久しぶりに沸き立ってきました。
 
自然のなかで生きる。じっくりと、ものごとを見つめること。待つこと。見守ること。掘り下げること。家族になること。 
 
そして、好きに生きること。懸命に、ひたむきに。
ぼくの今は、江田島市での暮し。なんだか、元気がでる番組でした。
 
 
<人間の気持ちとはおかしいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人のこころは深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きて行けるのでしょう
−星野道夫>
 
 
◆BS1スペシャル「父と子のアラスカ〜星野道夫 生命(いのち)の旅〜」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115268/